現代佛師による図像抄 Wii LOVE BUDDHIST IMAGE

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園城寺円満院 黄不動尊

仏階概観

 梵   名 : アチャラ・ナータ [Acalanātha अचलनाथ]
 寓   処 : 園城寺円満院(おんじょうじ 三井寺)
 真   言 : ノウマク サンマンダ バザラダン カン
 種   子 : hāM
 三昧耶形: 倶利伽羅剣、羂索
 御 利 益 :悪業は悪報に返り善行は功徳に還る程度のご利益

尊能諸元

 大津園城寺の黄不動尊が元寇に際して召喚修法に応じ、現界降臨したときの姿。全身を威光まばゆい金色に熾盛す。
 本来は独尊で「魁偉奇妙、威光熾盛」、岩上に立つ。
 円珍(智証大師)が比叡山横川(よかわ)の石龕(せきがん)で坐禅を組んでいると、目の前に忽然とまばゆい光が現れ、「問おう、貴僧が吾のマスターか」と問われた。円珍が何者かと問い返すと、「吾は唐より来る金色不動明王なり」と言い、円珍の召喚に応じて現界したのだという。召喚修法を行っていない円珍は怪訝に思ったが、坐禅により無意識のうちに召喚していたのだった。円珍、不動明王どんだけ召喚すんねん。
 「貴僧は吾に帰依するか、ならば共に行こう」、円珍の無想転生による召喚が黄不動動態の初めである。