現代佛師による図像抄 Wii LOVE BUDDHIST IMAGE

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高野山明王院 赤不動尊

仏階概観

 梵   名 : アチャラ・ナータ [Acalanātha अचलनाथ]
 寓   処 : 高野山明王院
 真   言 : ノウマク サンマンダ バザラダン カン
 種   子 : hāM
 三昧耶形: 倶利伽羅剣、羂索
 御 利 益 :悪業は悪報に返り善行は功徳に還る程度のご利益

尊能諸元

 高野山明王院の赤不動尊が元寇に際して召喚修法に応じ、現界降臨したときの姿。全身を鮮やかな真紅の色に染める。
 本来は二童子を脇侍とし、岩上に坐す。
 円珍(智証大師)が比叡山横川(よかわ)の葛河滝で召喚したのが最初といわれる。
 円珍は自分の頭を岩に打ちつけ、自らの血贄で以て修法を行ったとされる。また、後醍醐天皇が吉野に逃れる際にも守り本尊として召喚し、吉野での短い年月、ともに朝敵を誅滅するべく戦いに身を投じたといわれるが、後醍醐天皇は自身の崩御を前に、不動尊が瑣末な人間の戦火で喪われることがあってはならないとし、高野山に向かうよう呪を以て命じたとされる。