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"The Thirteen Buddhas" is the team of Buddhas that officiate the memorial mass. In Japan, the family enshrine "The Thirteen Buddhas" to hold a service for a departed soul according to ritual, after they hold a funeral ceremony. "The Thirteen Buddhas" will lead us to a degree of peaceall through to the past and to the future.

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Head off on the 48 Amitāyus hallowed ground pilgrimage



各種情報は『大阪新四十八願所 阿弥陀巡礼』公式サイトより抜粋・引用しております。
公式サイトはこちら】【facebookはこちら。

※霊場が失われてしまうような万一のときのことを考え、半ば自分のためではありますが、ミラーページになればと思って編集しております。ご住職の方々は大変お忙しく、帳面に頂くことはかなりの長年月を要します(うかがったお話では、毎日、地道に巡られて2年以上かかった方が、お一人だけいらっしゃるのだとか)。基本的には書き置きで頂くことになりますが、担当札所寺院が交代されたことも過去にあるようですので、最低限の情報を記録しておきたいと思います。満願時にページ内容の変更を行う予定です。

※33番の光善寺さんで霊場専用の帳面を頂いてまいりました。
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裏面にも書いていただくことになりますので、裏写り防止の紙をはさむ方が良いかもしれません。

現在の集印札所:28ヵ寺/48ヵ寺(残り20ヵ寺)

弊舎阿弥陀如来座像(作:優光仏師)はこちら。LinkIcon御法楽を捧ぐ

第5番「智源寺」

本尊:旧本堂の本尊阿弥陀仏像は恵心僧都(えしんそうず)源信作と伝えられていたが、同じく恵心僧都作観世音菩薩像とともに戦災で焼失した。現在の阿弥陀仏像は本堂再建時に府内の浄土宗寺院から譲渡されたものである。

第5願「宿命智通の願」(しゅくみょうちつうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の人天、宿命を識らず、下、百千億那由他諸劫の事を知らざるに至らば、正覚を取らじ。
(私の浄土の人・天人は、宿命通〔しゅくみょうつう:過去世や未来のことを知る能力〕を有し、自身の前世などを知ることができますように。

ご詠歌

いにしへの むくひのほども 今ここに しるやちかひの めぐみなるらん

所在地:大阪市北区天神橋3丁目3番10号

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慶長9年(1604)三誉智源上人が創建。昭和20年(1945)大阪大空襲ですべての堂宇を焼失する。昭和37年(1962)、都心の町並みに調和するモダンな外観の本堂・庫裏(くり)を再建した。

第7番「大長寺」

本尊:脱乾漆造の坐像で、総丈は5尺に及ぶ。安政2年(1855)刊行の『摂津名所図会(ずえ)大成』巻12には恵心僧都(えしんそうず)源信作と記される。

第7願「天耳智通の願」(てんにちつうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の人天、天耳を得ず、下、百千億那由他の諸仏の所説を聞きて、悉く受持せざるに至らば、正覚を取らじ。
(私の浄土の人・天人は、天耳通〔てんにつう:すべての音や声を聞くことができる能力〕を有していて、いかなる仏の説法をも聞くことができますように。)

ご詠歌

ゆきてみぬ ちさとの外(そと)の あさ風も 心にすめる 月のもとかな

所在地:大阪市都島区中野町2丁目1番14号

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慶長9年(1604)三誉智源上人が創建。昭和20年(1945)大阪大空襲ですべての堂宇を焼失する。昭和37年(1962)、都心の町並みに調和するモダンな外観の本堂・庫裏(くり)を再建した。

第8番「善導寺」

本尊:木製の一光三尊仏で身の丈1尺9寸の立像。もとの本尊は空襲で焼失した。脇侍の観音・勢至二菩薩の丈は1尺5寸。

第8願「他心智通の願」(たしんちつうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の人天、見他心智を得ず、下、百千億那由他諸仏国中の衆生の心念を知らざるに至らば、正覚を取らじ。
(私の浄土の人・天人は、宿命通〔しゅくみょうつう:他人の心を知る能力〕を有していて、すべての人々の思いを知ることができますように。)

ご詠歌

われのみか 人の心も もろともに うつすかがみや のりの月かげ

所在地:大阪市北区与力町2番5号

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第20番「長安寺」

本尊:身の丈2メートルの立像で、来迎の印を結ぶ。戦災の火難は免れたが、その後ジェーン台風で損傷。修復の過程で胎内から寛文3年(1663)の奉加帳が発見される。この時期の制作と推測される。

第20願「係念定生の願」(けねんじょうしょうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方の衆生、我が名号を聞きて、念を我が国に係けて、諸もろの徳本を植え、至心に廻向して、我が国に生ぜんと欲せんに、果遂せずんば、正覚を取らじ。
(十方世界の人々が私の名前を聞いて私の浄土に思いを掛け、諸々の功徳を修して往生したいと念じたならば、いつか必ずその思いが実現しますように。)

ご詠歌

生れ行 くにとおもへば こころにぞ かけてとなふる みのりなりける

所在地:大阪市天王寺区城南寺町5番13号

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第22番「大福寺」

本尊:恵心僧都の作と伝わる。

第22願「必至補処の願」(ひっしふしょのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方仏土の諸もろの菩薩衆、我が国に来生せば、究竟して必ず一生補処に至らん。その本願あって、自在の化する所、衆生の為の故に、弘誓の鎧を被て、徳本を積累し、一切を度脱し、諸仏の国に遊んで、菩薩の行を修し、十方の諸仏如来を供養し、恒沙無量の衆生を開化して、無上正真の道を立てしめんをば除く。常倫諸地の行を超出し、現前に普賢の徳を修習せん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩たちが私の浄土に生まれたならば、必ず一生補処〔いっしょうふしょ:この一生を終えたら仏になれることが確実な位〕の菩薩になれますように。ただし、人々を導くためにあえて迷いの世に生まれる場合を除いて。)

ご詠歌

親と子の 中をおもへば へだてなき をしへやのりの こころなるらん

所在地:大阪市天王寺区上本町4丁目1番15号

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第23番「天性寺」

本尊:戦前の本尊阿弥陀仏は堂宇とともに焼失した。現在の本尊は戦後、兵庫の寺院から譲渡されたもの。

第23願「供養諸仏の願」(くようしょぶつのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、仏の神力を承けて、諸仏を供養せんに、一食の頃に、徧く無数無量那由他の諸仏の国に至ること能わずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちは、他の浄土の仏を供養するため、一回の食事くらいの短い時間のあいだに、無数の諸仏の浄土に至ることができますように。)

ご詠歌

さき出る 花の木ずゑを そのままに 三世のほとけの たむけとやせん

所在地:大阪市天王寺区上本町4丁目2番28号

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第24番「正念寺」

本尊:本堂再建に時をあわせ京都の仏師によって制作されたもの。

第24願「供具如意の願」(くぐにょいのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、諸仏の前に在って、その徳本を現ぜんに、諸もろの欲求する所の供養の具、もし意のごとくならずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちが、他の浄土の仏を供養して徳を積もうとすれば、その供物〔くもつ〕が意のままに入手できますように。)

ご詠歌

御仏に みのりの花を 手むけんと むかへばにほふ 木々の下かげ

所在地:大阪市天王寺区上本町5丁目3番23号

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第25番「西光院」

本尊:徳川初期、定慶(じょうけい)作と伝えられる坐像。空襲で焼失する前の阿弥陀仏像は運慶作と伝えられ、3尺に達する大きな坐像であったという。

第25願「説一切智の願」(せついっさいちのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、一切智を演説すること能わずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちは一切智〔すべてを知り尽くしている仏の智恵〕を人々に述べ説くことができますように。)

ご詠歌

きくになを ひとつ心の のりのうみ ふかきちかひや ときもつたへん

所在地:大阪市中央区上本町西5丁目1番2号

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第26番「誓願寺」

本尊:慈覚大師作の伝承とある。

第26願「那羅延身の願」(ならえんじんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、金剛那羅延身を得ずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちは金剛那羅延身〔こんごうならえんじん:金剛力士のような立派でかつ体力に優れた身体〕を得ることができますように。)

ご詠歌

あめつちを うごかしぬべき 身の程や うるも仏の ちからなりけり

所在地:大阪市中央区上本町西4丁目1番21号

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第27番「専念寺」

本尊:肉身部を金泥(きんでい)に彩色、衣部を漆箔で覆う立像で、来迎印を結ぶ。寺町造成期の造立と推測される。

第27願「所須厳浄の願」(しょしゅごんじょうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の人天、一切の万物、厳浄光麗に、形色殊特にして、微を窮して妙を極めて、能く称量することなからん。その諸もろの衆生、乃至天眼を逮得するも、能く明了に、その名数を弁ずることあらば、正覚を取らじ。
(私の浄土の万物は非常に素晴らしく、私の浄土の人々が天眼通〔てんげんつう〕などの神通力をもってしても数え尽くせないほど無数の素晴らしい点がありますように。)

ご詠歌

うへもなき みのりのくには 物ごとに ひかりやそへて 身をてらすらん

所在地:大阪市中央区上本町西4丁目1番15号

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第29番「大雲寺」

本尊:以前の阿弥陀仏像が大阪大空襲で本堂とともに焼失したため、昭和43年(1968)に新調された。

第27願「得弁才智の願」(とくべんざいちのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、もし経法を受読し、諷誦持説して、弁才智慧を得ずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちは、仏の教えを受け保ち、それを完全に理解するとともに、それを人々に完璧に説き伝えることができますように。)

ご詠歌

ときつたふ 法のをしへは そめかみに のこりし色や 世ににほふらん

所在地:大阪市中央区中寺1丁目3番6号

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第30番「安楽寺」

本尊:来迎印を結ぶ立像。創建時に造立されたものと推測される。空襲時の避難の際、湿気を帯び金箔が剥落し、銅板のような独特の風合いに変化し今日に至っている。

第30願「智弁無窮の願」(ちべんむぐうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、智慧弁才、もし限量すべくんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちにあっては、仏の教えを完全に理解し説き伝える能力に限界がありませんように。)

ご詠歌

かぎりなき 雲のうへまで ときつたふ みのりやたかき こゑときくらん

所在地:大阪市天王寺区生玉町3番2号

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第31番「圓通寺」

本尊:現本尊阿弥陀仏像は源信作と伝わり、ほぼ等身大の坐像で、来迎印を結ぶ。金箔はほとんど残っていないが、下地の漆地が美しい。しかしながら、『大坂四十八箇寺阿弥陀巡礼』には本尊は寛印供奉(くぶ)作の立像と記されており、かつては別の本尊であった可能性がある。

第31願「国土清浄の願」(こくどしょうじょうのがん)

もし我れ仏を得えたらんに、 国土清浄にして、 皆悉く十方一切無量無数不可思議の諸仏世界を照見せんこと、 なおし明鏡をもってその面像を覩るがごとくならん。 もししからずんば、 正覚を取とらじ。
(私が仏となるならば、我が浄土は清浄であって、 他の無数の浄土を見極めるときには、 曇りのない鏡に自分の姿を映し見るがごとく正確にとらえるようなものでなければ、仏になどならぬ。)

ご詠歌

わが身さえ 花とみるより くもりなき 法のかがみに 照らすおもかげ

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町5番4号

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第32番「増福寺」

本尊:春日の仏師作と伝えられる立像。

第32願「国土厳飾の願」(こくどごんじきのがん)

もし我れ仏を得たらんに、地より已上、虚空に至るまで、宮殿楼観、池流華樹、国中のあらゆる一切の万物、皆無量の雑宝、百千種の香をもって、共に合成し、厳飾奇妙にして、諸もろの人天に超えん。その香、普く十方世界に薰じて、菩薩聞く者は、皆仏行を修せん。もしかくのごとくならずんば、正覚を取らじ。
(私が浄土を作るならば、宮殿楼閣・池淵川流・吉花龍樹、あらゆる物を無量の七宝で荘厳し、幾多の香を放ち、その香が十方世界に薫って、菩薩がみな、仏行したくなるような国としたい。)

ご詠歌

ふたばより にほふはやしに たちぬるる 袖もかくこそ よもの春かぜ

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町5番24号

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第33番「光善寺」

本尊:昭和39年(1964)、本堂の再建とともに新調されたもの。
坐像で定印を結ぶ。

第33願「触光柔軟の願」(そっこうにゅうなんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、我が光明を蒙って、その身に触れん者は、身心柔軟にして、人天に超過せん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(私が仏となったならば、十方無量の浄土の人々が、私の光明に照らされたならば、いかなる者に比べても、心身快く穏やかになるようにしたい。)

ご詠歌

ちかひてし 月のひかりを 身にふれて こころやはらぐ のりのことの葉

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町5番34号

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第34番「大寶寺」

本尊:安阿弥(快慶)作と伝えられる。

第34願「聞名得忍の願」(もんみょうとくにんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、我が名字を聞きて、菩薩の無生法忍、諸もろの深総持を得ずんば、正覚を取らじ。
(十方無量の浄土の人々が、私の名前を聞いて、無生法忍〔むしょうぼうにん:無生無滅の真理を悟った菩薩の境地〕や優れた總持〔記憶力〕を得ることができますように。)

ご詠歌

南無阿みだとばかりきくも 身をかへぬ この世ながらの ほとけ成けり

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町7番17号

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第35番「浄運寺」

本尊:戦災で消失したため昭和30年(1955)の本堂再建のときに新調された。

第35願「女人往生の願」(にょにんおうじょうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界に、それ女人あって、我が名字を聞きて、歓喜信楽して、菩提心を発し、女身を厭悪せんに、寿終の後、また女像とならば、正覚を取らじ。
(十方無量の浄土の女性が、私の名前を聞き、喜び信じて菩提心〔悟りを求める心〕を生ぜしめ、女性の身であることを厭い離れようとしたならば、命終わった後、再び女性の身として生まれることがありませんように。)

ご詠歌

むらさきの 雲のかよひぢ へだてめや さこそおとめの うき身成とも

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町4番33号

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第36番「大安寺」

本尊:3尺の立像。元禄14年(1701)刊行の地誌『摂陽群談』に「本尊弥陀 安阿弥手造(あんあみてづくり)の尊像なり」の記述が残される。平成18年(2006)、大阪市有形文化財に指定。

第36願「常修梵行の願」(じょうしゅぼんぎょうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、寿終の後、常に梵行を修して、仏道を成ずるに至らん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(十方の無数の浄土の菩薩たちが、私の名前を聞いたならば、〔その浄土での〕命が終わって後、常に梵行〔ぼんぎょう:清らかな行〕を修して、仏道を成就しますように。)

ご詠歌

大宮に 立そふ雲は へだてても ひかりあまねき のりの月かげ

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町7番25号

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第37番「長圓寺」(法善寺別院)

本尊:三河岡崎の大樹寺より請来したものと伝わる立像。

第37願「人天致敬の願」(にんでんちきょうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の諸天人民、我が名字を聞きて、五体投地し、稽首作礼し、歓喜信楽して、菩薩の行を修せんに、諸天世人、敬いを致さずということなからん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(十方無量の浄土の人・天人が、私の名前を聞いて、私に礼をなして菩薩の行を修したところ、それに対してすべての人が敬いをなしますように。)

ご詠歌

雲のうへ 天津乙女も 後の世を あふぐたもとや 露けかるらん

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町4番29号

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第38番「九應寺」

本尊:丈3尺を超える坐像。大阪大空襲のおり、当時の住職が持ち出した際の焦げ跡が両肩に残る。恵心僧都源信作と伝えられ、当山第六世住職のとき、他所にあった傷んだ像を奈良仏師が修復の上、招来したという伝承が残る。平安後期から鎌倉初期にかけての作と推測される。

第38願「衣服随念の願」(えぶくずいねんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の人天、衣服を得んと欲せば、念に随ってすなわち至らん。仏の所讃のごとくなる応法の妙服、自然に身にあらん。もし裁縫擣染浣濯することあらば、正覚を取らじ。
(私の浄土の人・天人が、衣服を得ようとすれば、仏の教えに基づく素晴らしい衣服が、誰かによって準備されるのではなく、いつの間にか身にまとわれていますように。)

ご詠歌

たちぬふも たかねをからで から衣 たもとゆたかに かさねてぞきる

所在地:大阪市天王寺区生玉寺町7番32号

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第40番「良運院」

本尊:恵心僧都源信作と伝わる。3尺弱の細く優美な立ち姿で、来迎の印を結んでいる

第40願「見諸佛土の願」(けんしょぶつどのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、意に随って十方無量厳浄の仏土を見んと欲せば、時に応じて願のごとく、宝樹の中において、皆悉く照見せんこと、なおし明鏡をもって、その面像を覩るがごとくならん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちが、十方の諸々の浄土を見ようと思えば、宝樹の中にそれを見ること、鏡のように明瞭に見られますように。)

ご詠歌

をちこちの ほとけの国も めのまへに 見せてぞすくふ ちかひかしこき

所在地:大阪市天王寺区下寺町2丁目2番33号

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第41番「西念寺」

本尊:鎌倉時代後期の作と伝わる立像。

第41願「諸根具足の願」(しょこんぐそくのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、仏を得るに至るまで、諸根闕陋して具足せずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いたならば、仏の境地に至るまでの間、五官〔眼・耳・鼻・舌・身〕や手足などが不自由になることがないようにしよう。)

ご詠歌

花とのみ おもふすがたも かのくにの ちかひのたねや かねてうへけん

所在地:大阪市天王寺区下寺町2丁目2番36号

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第42番「善福寺」

本尊:創建以来のもので、座して来迎の印を結ぶ。大阪大空襲時は、先住職とともに疎開を余儀なくされていたが、戦後は鐘つき堂に一時安置された。

第42願「諸根具足の願」(しょこんぐそくのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、皆悉く清浄解脱三昧を逮得せん。この三昧に住して、一たび意を発さん頃に、無量不可思議の諸仏世尊を供養して、定意を失せざらん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いたならば、みな清浄解脱三昧〔しょうじょうげだつざんまい:煩悩を離れ精神統一された清らかな境地〕を得ることができ、またその境地に住したまま、一瞬にして諸仏を供養できますように。)

ご詠歌

たのもしな 身をまかせをく 仏には わするる草の 種もあらじと

所在地:大阪市天王寺区下寺町2丁目1番41号

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第43番「西徃寺」

本尊:呑牛上人が鎌倉から招来した運慶作のものと伝わる。伝教大師感得の作という伝承もある。大阪大空襲に際し、光背や蓮台は焼失したが、本尊のみ戦火から免れた。立像で来迎の印を結ぶ。

第43願「生尊貴家の願」(しょうそんきけのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、寿終の後、尊貴の家に生ぜん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いたならば、命終えた後、次の一生では貴き家に生まれることができますように。)

ご詠歌

またも世に 出なばのりの 師となりて ひとをみち引 身とも生れん

所在地:大阪市天王寺区下寺町1丁目3番56号

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第44番「宗念寺」

本尊:左手を上にする「左上の弥陀」で全国的にも稀な阿弥陀仏である。鎌倉後期の作と推測されている。空襲時、当時住職が境内の池に本尊を浸し類焼を防いだが、このときの腐食により手足と光背を失った。昭和45年(1970)本堂再建とともに修復を終えた。平成21年(2009)大阪市有形文化財に指定された。

第44願「具足徳本の願」(ぐそくとくほんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、歓喜踊躍して、菩薩の行を修し、徳本を具足せん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いたならば、躍り上がるほど喜んで、菩薩の修行を修し、功徳を具えることになりますように。)

ご詠歌

つとめこし 六のはらみつ まどかにも みちてや月の ひかりそふらん

所在地:大阪市天王寺区下寺町1丁目3番66号

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第45番「源聖寺」

本尊:安阿弥作と伝えられる2尺5寸の立像。開山遠誉上人が大阪冬の陣の戦火を避けて海に流したが、後に光を放って海辺に戻ってきたという逸話が「源聖寺縁起」に記されている。

第45願「住定見佛の願」(じゅうじょうけんぶつのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、皆悉く普等三昧を逮得せん。この三昧に住して、成仏に至るまで、常に無量不可思議の一切の諸仏を見たてまつらん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いたならば、みな普等三昧〔どこにでも至ることのできる、精神統一された心の状態〕を得ることができ、成仏に至るまで無量の諸仏を見ることができますように。)

ご詠歌

となふれば 身をもはなれず 月影の てらすちかひや 袖にあふがん

所在地:大阪市天王寺区下寺町1丁目2番25号

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第46番「浄國寺」

本尊:江戸初期の作と推測される。説法印を結ぶ像容は、浄土宗寺院でもきわめて希少性が高い。

第46願「随意聞法の願」(ずいいもんぽうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩、その志願に随って、聞かんと欲する所の法、自然に聞くことを得ん。もししからずんば、正覚を取らじ。
(私の浄土の菩薩たちは、自分が聞きたい教えを、自然に聴くことになりますように。)

ご詠歌

なく鳥も ながるる水も きく人の 心にのりの こゑをそへつつ

所在地:大阪市天王寺区下寺町1丁目2番36号

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第47番「稱念寺」

本尊:7尺に及ぶ大きな立像で、平成10年(1998)京都の仏師により造立された。台座には獅子が彫られ、胎内には檀信徒の髪の毛650本が納められている。

第47願「得不退転の願」(とくふたいてんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、すなわち不退転に至ることを得ずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いて、不退転の境地〔後戻りすることのない修行の段階・境地〕に至りますように。)

ご詠歌

きくになを をこたりやすき 身のうへを ちかひてすくふ 御名やとなへん

所在地:大阪市天王寺区下寺町1丁目1番19号

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第48番「法善寺」

本尊:現在、法善寺の本尊は別院に祀られている(第37番 長圓寺)。千日前の境内地には、別に阿弥陀仏坐像を安置する。

第48願「得不退転の願」(とくふたいてんのがん)

もし我れ仏を得たらんに、他方国土の諸もろの菩薩衆、我が名字を聞きて、すなわち第一・第二・第三法忍に至ることを得ず、諸仏の法において、すなわち不退転を得ること能わずんば、正覚を取らじ。
(他の浄土の菩薩達が、私の名前を聞いたならば、音響忍〔おんこうにん〕・柔軟忍〔にゅうなんにん〕・無生法忍〔むしょうぼうにん〕を得られますように。また諸仏の教えを体得して、決してそこから退くことがありませんように。)

ご詠歌

いたりえて しりぞくひまも みつの名の 花にいく世の 春をちぎらん

所在地:大阪市中央区難波1丁目2番16号

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