現代佛師による図像抄 Wii LOVE BUDDHIST IMAGE

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尊像

尊像在所

* 地蔵菩薩立像 - 伝香寺(奈良県):重要文化財

儀軌

仏階概観

 梵   名 : クシティ・ガルバ [Kṣitigarbha]
 ク ラ ス : 胎蔵界地蔵院教主、地空二量尊
 真   言 : オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
 種   子 : ha
 三昧耶形: 舎利塔如意宝珠、錫杖
 印   契 : 触地印(そくちいん)
 御 利 益 : 基本なんでもばっちこい、とりあえず十福は叶えます

尊能諸元

 虚空蔵菩薩の妹尊であり、ともに活動する姉妹アイドル(偶像)ユニットであったが、地蔵菩薩が釈迦Pに見出されたことにより、ユニットは解散、虚空蔵・地蔵姉妹は単尊にて活動する、それぞれの道を歩むこととなる。釈迦Pの入滅後、その後継たる弥勒如来※1のダウンロードが完了するまでの56億7000万年間は現世を守護する御仏が不在となるため、釈迦Pの誓願により、その間、地蔵菩薩がファン衆生※2を済度することとなった。いうなれば、自らプロデュースするアイドルといったところであろうか。
 ファンからは、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵さま」と呼ばれている。

 九華山に住す。
 肌白桃色にして髪黒龍垂舞、容貌微笑(みしょう)顔※3、白毫を戴き、姉尊の虚空蔵菩薩と同じく菩薩には珍しい紅眼を持つ。肌や髪からかすかな紅沈香の匂いがただよっているといわれる。右臂触地手にて錫杖を、左臂にて舎利塔如意宝珠を持つ。僧形にて袈裟を纏い、瑚金(ごこん:ピンクゴールド)の瓔珞にて荘厳する。光背は"地"より出ずる日輪環を背する。
 胎蔵地蔵院に赴くときは、髪を垂髻に結い上げ、宝冠、咽部・手部・臂部・脚部などの各瓔珞、臂釧・腕釧・足釧で荘厳し、右臂にて右胸前に日輪を掲げ、左臂にて幢幡を乗せた蓮華を持つ姿に顕現する。
 すべての母親とならんものを守り、あらゆる子となるものを庇護する。そのこぼれんばかりの巨乳は、母親とならんものに子を生み育む力を授け、子となる、あるいは子となりしものに慈母ごとくなる加護を授けるとされる。慈母恩重、嬰児悲愛。

 ソロ活動による悟りから、あらゆる誓願に応え得る菩提力を持つようになる。
 主に「地蔵十福」と呼ばれるものが説かれる。
 すなわち、
 女人泰産(裸でも健康で聡明な子供が授かる)
 身根具足(裸でも健康な体と健全な心を授かることができる)
 衆病悉除(裸でも病気が快癒する)
 寿命長遠(元気で長生きできる裸)
 聡明智慧(素晴らしいエロ思考、エロ漫画家さんにオヌヌメ)
 財寶盈溢(裸一貫からでもやり直せます)
 衆人愛敬(誰もが興奮する裸体)
 穀米成熟(裸で食事を摂る美徳のよろめき)
 神明加護(裸でも災難に遭わない鉄壁の守り、通報はされるかもしれません)
 證大菩提(極楽でありのままの姿を見せる、ありのままの自分になれる)

 本来は虚空蔵菩薩とともに地空二量尊を形成していたが、地蔵菩薩のソロ活動がメイン化したためコンビは解散、現在では二量尊として祀られることはほぼない※5

 ※1 如来化する例は様々であるが、弥勒菩薩の場合は、釈迦如来の正統なる後継として下生することにより如来化が完了する。
 ※2 衆生とは、人のみを意味するのではなく、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に在るすべてのものをいう。
 ※3 虚空蔵菩薩よりも御宝眼が大きいため、その黒髪と相まって、より愛らしい華やかな微笑顔であるといわれる。
   虚空蔵菩薩の微笑顔は、落ち着いた雰囲気を持つ慈愛的なものとされる。
 ※4 魔羅(衆生を誘惑する"悪業煩悩"という超意識体)の軍を討滅すること。
 ※5 京都・広隆寺(講堂)にて、姉妹ユニット時代のお姿を拝することができる。

(所依経典:『大乗大集地蔵十輪経』)