現代佛師による図像抄 Wii LOVE BUDDHIST IMAGE

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儀軌

仏階概観

 梵   名 : ドゥリタラーシュトラ [Dhṛtarāṣṭra धृतराष्ट्र] 提頭頼咤
 ク ラ ス : 四天王
 真   言 : オン ヂリタラシタラ ララ ハラマダノウ ソワカ
 種   子 : dh
 三昧耶形:  大聖倶梨伽羅龍刀(エッタルタンゲ Ættartangi)、七覚支剣(サッタ・ボッジャンガー satta bojjhaṅgā)
 御 利 益 : 東方より来る病魔災厄を退ける程度のご利益(大破魔)、家族・仲間を無事に守りきる程度のご利益
       自ら裏切らない限り自らも裏切られない血の盟約、国体を護持する程度のご利益

尊能諸元

 六欲天の第一天・四王天は須彌山の東、東勝身州(とうしょうしんしゅう)を守護する。
 賢上城を居城とす。

 肌象牙にして金精流髪、天金眼※1、龍王由来の尖耳を持つ。
 四天王中、唯一の正統なる武門の出身者。ゆえに武技、教養ともに高く、当初の四天王の筆頭は多聞天ではなく、持国天であったとされる。容貌、武技、教養すべてに優れているが、その出自のためか、貴族・武家からの信奉が厚く、一般民衆の信仰が集まらなかったために、多聞天のような独尊での信仰が起こらなかったといわれている。

 不動明王より二振の太刀と大剣を授かる。
 すなわち、九十五の外道を倒した倶梨伽羅龍の太刀と、七つの悟りの法(七菩提分)※2 より生み出された七覚支の大剣である。

 八部鬼衆のうち乾闥婆(ガンダルヴァ)、畢舎遮(ピシャーチャ)を眷属とする。

 ※1 てんこんがん。鮮やかな薄青、もしくは深緑の瞳をいう。
 ※2 七覚支とは、念(心で今の瞬間の現象を自覚する)、択法(真実を見出す)、精進(自力努力する)、喜(常に喜びを意識する)、軽安(心身に軽やかさにする)、定(心を集中させ乱れさせない)、捨(物事に囚われない)をいう。

(所依経典:『妙法蓮華経陀羅尼品』)

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持国天