現代佛師による図像抄 Wii LOVE BUDDHIST IMAGE

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尊像

尊像在所

* 吉祥天画像 - 薬師寺(奈良県):国宝
* 吉祥天立像 - 浄瑠璃寺(京都府):関西花の寺二十五ヵ所16番(リンク先は花の寺公式HP)

 梵   名 : マハーシュリー [Mahāśrī महाश्री] 摩訶室利
 ク ラ ス : 毘沙門唱随尊、毘沙門三尊(毘沙門天を主尊とし吉祥天、善膩師童子が脇侍となる)、毘沙門曼荼羅、釈迦三尊、千手三尊、大黒鬼神三面倉
 真   言 : オン マカシリ エイ ソワカ
 種   子 : sri
 印   契 : 与願印
 三昧耶形:八葉紅蓮華如意宝杖
 御 利 益 :罪悪を懺悔し災禍を掃い福徳と五穀豊穣をもたらす絶対的ご利益、北方より来る病魔災厄を退ける程度のご利益(大破魔)
      一攫千金も夢じゃない程度のご利益、いかなる性欲も受け入れてくれる寛大なご利益

 六欲天の第一天・四王天は須彌山の北、北倶盧洲(ほっくるしゅう)を毘沙門天とともに守護する。水精埵(すいせいた)は天敬宮を居城とす。毘沙門天の妃、善膩師童子を子として持つ。徳叉迦龍王を父、鬼子母神を母とする。また来迎の際には妹の黒闇天を伴うことが多いので注意。『涅槃経』に曰く、「此二人、常に同行して離れず」とある。

 肌白桃色にして容貌温顔、一面二臂。右臂にて与願印を結び、左臂にて如意宝杖を持つ。  
 富と繁栄、美と幸運、財産と知恵を授けるとされ、古来より主尊としても帰敬されてきた。

 毘沙門天の死後、吉祥摩尼宝生如来(きちじょうまにほうじょうにょらい)となり、吉祥宝荘厳浄土を開くと言われる。毘沙門夜叉大将である無比力夜叉(曠野鬼神)が毘沙門天の死後、大元帥明王となることからも、共に毘沙門天からの菩提遷移が著しいと見られる。

(尊像出典:『大正新脩大蔵経図像部』)