現代佛師による図像抄 Wii LOVE BUDDHIST IMAGE

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儀軌

仏階概観

 梵   名 : ヴァイシュラヴァナ [Vaiśravaṇa वैश्रवण]
 ク ラ ス : -
 真   言 : ノウマク サンマンダ ボダナン ベイシラマンダヤ ソワカ
 種   子 : vai 【ヴァイ】
 三昧耶形: 三尖鑓(ルーン Lúin)、火炎宝塔(ミストルティン Mistilteinn)
 御 利 益 :いかなる病魔災厄からも少女を守り切る絶対的ご利益(大破魔)、少女に対する勝機(何の?)を逃さない程度のご利益
      少女のために財を成す程度のご利益

尊能諸元

 多聞天として四天王のうちの一尊であったころは、六欲天の第一天・四王天にある須彌山の北部、北倶盧洲(ほっくるしゅう)を守護していた。その後、理由は不明ではあるが、四天王を抜け独尊となっている。表向きには衆生の招請に拠るとされ、その際の姿といわれる。
 以下が伝わる毘沙門天縁起。
 852(仁寿2)年、三河地方碧海郡南部(現愛知県碧南市志貴町付近)にあった荘園の一角において、荘司※1であった志貴周亮(かねたか)が、亡き娘の守護を祈願、菩提を弔うため墓前に毘沙門天王像を祀ったのが始まりとされる。四十九日を終えたとき、娘そっくりの毘沙門天が夢枕に現れ、「豈(あに)図(はか)らんや、我の天道に輪生(りんじょう)す。裔(すえ)を守らん」と告げたといわれている。
 さらにその後、一帯を治める棚尾城主・熊谷直氏が、この童女毘沙門天のために一宇を建立※2、1590(天正18)年に生田新左エ門が月翁清白上人を住職に請い、ようやく開基創建の形となったと伝わっている。

 肌紫水晶にして、薄桜に泛(う)かび、紅藤に沒(しず)む。その肌、屍人の様たるに、むつかしゅうなる※3ことなし。暗黒の垂角髪(たれみづら)に紅蓮華の血眼(けちがん)を持つ。ある種の異様な美しさを持った容貌であったとされるが、他の毘沙門天同様、「毘沙門さん」の呼称で一方的な愛をささげるロリコンども衆生が後を絶たなかったといわれる。

 大蜈蚣を眷族とする。

 ※1 荘官、荘園の管理人のこと。荘園領主ではない。
 ※2 一宇、つまりはお堂のことであり、ここでは毘沙門堂のこと。
 ※3 血の気の感じられない肌のようであったにもかかわらず、それを不快に感じる者はいなかったと記される。 
 ※4 「暗黒」とは濡羽や黒檀よりも黒い黒を指す。いわゆる"Darker than black"、大黒天に色である。「垂角髪」とは髪全体を後頭部中央で二つに分け、耳の横でそれぞれ括って垂らす髪型。いわゆるツインテールに近い。「紅蓮華の血眼」とは文字通り赤い眼をいうが、龍眼とも呼ばれる。

Wikipedia

毘沙門天

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